一般社団法人 脳神経外科手術と機器学会

ご挨拶

 

 「脳神経外科手術と機器学会」は脳神経外科手術と機器に関するあらゆる分野の進歩を図り相互の知識の交流を行うことを目的として1992年に発足し、同年に第1回の学術集会(会長 札幌医科大学脳神経外科 端和夫教授)が札幌にて行われました。Conference on Neurosurgical Techniques and Toolsという英語名を略したCNTTという呼称で親しまれ、これまでに28回の学術集会が行われてきました。その間、手術手技の改良と手術器具・診断機器・手術支援機器の開発普及が大きく進み、本学会が担う役割も益々重大になりました。このため、2015年に一般社団法人となり、初代理事長を京都大学脳神経外科の宮本享教授が務め、社会的責任を持つ学術団体としての運営体制が整備されました。

 本学会は医師のみではなく事業体や団体などの事業体会員からも構成され、外科医と手術に関係する企業が積極的に意見交換し、協調して学会運営をしてきたユニークな学会です。学会HPからも機器展示にリンクして最新の医療機器の情報を得ることができます。若手手術教育は本学会の重大な使命で、学術集会にても各会長と企業が協力して鋼製小物から大型機器まで使いこなすテクニックや工夫をテーマとされています。産学共同研究による医療技術や手術関連機器の開発から導入、臨床現場に即した医療保険制度の適正化など本学会の今後の重要なテーマであろうと考えます。

 学会員の皆様からご指導ご協力をたまわり、よりよい学会へと発展させてまいりたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

一般社団法人脳神経外科手術と機器学会
理事長 三國 信啓

 

Copyright(c) 2017 CNTT All Rights Reserved.